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アンドロメダ
ブログ紹介
  プレーするのは下手だけど、野球が大好きな人。小さい頃の夢はプロ野球選手で、今はあきらめて野球ファンになった人、野球を語るのが大好きな人、野球を見るのが大好きな人、野球を愛している人、プレーもあわせて楽しむ人…。世の中にはいろんな「野球人」がいることでしょう。「アンドロメダ」はそんな方々はもちろん、男性も女性も、子供から大人まで気軽に読める「野球小説」のつもりです。

  幸せだなぁ、ついているなぁ、なんて思っていただければうれしいし、最高です。物語はフィクションですから、実在の人物、地名、組織には一切関係ありません。現実離れしている部分も多々あります。でも、いろんな夢を見たいんですよねぇ…、まだまだ…。

  そして、まだまだ序章です。なにしろ物語のなかでは構想○○年ですから(笑)。できることなら、そんな気の長〜いおつきあいをよろしくお願いします。

  第1球から第29球までは登場人物紹介編、本編は第30球スタートの球界危機編からです。おかげさまで2007年11月で「開幕」から2年が経過しました。これも読者の皆さまのおかげです。ありがとうございます。大感謝です.。

  2周年ということで、このほどメルマガ(まぐまぐとカプライト)もはじめました。こちらは本編から週一回ペースで更新予定なので、最初の方からゆっくりペースで読まれる方にはおすすめです。


  それでは、まだまだ先が読めない、誰が主人公かもわからない「新プロ野球伝説・アンドロメダ」の世界をどうぞ。   妃垣俊吾



☆☆☆☆☆     アンドロメダヒストリー   < ( )内は主な登場人物です >     ☆☆☆☆☆



☆☆☆☆☆     リンクフリーです。ご意見、ご感想、コメント、TB大歓迎!     ☆☆☆☆☆



☆☆☆☆☆読者の皆さまに支えられて書き続けています。本当にありがとうございます。これからもよろしくお願いします☆☆☆☆☆

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タイトル 日 時
第260球
 センターの瑞泉(西東京)GSコンビの「S」早瀬将吾も走った。全速力ではない。流した感じで走った。足の状態からして、それしかできなかった。マウンドのGSコンビの「G」剣源氏はそれを余裕の表情で見つめていた。満足そうな表情といった方が正解か。「勝った…」。そう確信していたようだ。 ...続きを見る

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2008/07/05 04:06
第259球
 どうしても気になった。同じ高校1年生。正直、自分の方が力は上だろう、って思ってはいた。向こうはすごい人気だけど、顔だって、とさえ思った。だからだろうか。いざ対決すると、意識した分、何となく…。「負けたくない」。そう思った。力んでいた。しかし、それが不思議と…。 ...続きを見る

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2008/06/28 01:47
第258球
 マンモス決勝戦。KOSMOS放送の塁沢高次アナは入れ込んでいく自分をわかっていた。「オーバートークは控えよう」と考えていたものの、だんだんと本来の…。すでに何度も絶叫はしていた。だが、まだまだ序の口のつもりだったようだ。試合は中盤。全国のお茶の間に、本格的な塁沢節もいよいよ炸裂しようとしていた。 ...続きを見る

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2008/06/21 02:27
第257球
 海斗マニアの団長・香村瞳は「今こそ、私たちの出番よ!」とアルプス席で「団員」たちに声をかけた。守野台(兵庫)の1年生投手・飛浦海斗が苦しんでいる。「私たちの声で彼に元気を与えたい」。そう思った。これまでだって、声を張り上げてきたのに、この時はさらにそう思えてならなかった、という。 ...続きを見る

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2008/06/14 03:06
第256球
 マンモスのブルペンで守野台(兵庫)のエース・太薙原紘一は、しゃがみこんでいた。「大丈夫ですか」。遠くから、そんな声が聞こえてきたが、これには返事はせずに、右手を上げて微笑み返した。下を向いて、上を向いた。これを3回、繰り返した。自然にこんな動きになった。いつのまにかクセになっていたようだ。 ...続きを見る

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2008/06/07 01:46
第255球
 気持ちがこもっていた。腕を思いっきり振った。振れたのがうれしかった。まったく痛くなかった。なんともなかった。むしろ、以前よりも軽かった。指のかかりも、よくなっていたと思う。いい球がいったな。確かにそう感じた。なぜ、こんなに…。わからなかった。自分の体のことなのに…。急に、できた。 ...続きを見る

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2008/05/31 02:20
第254球
 瑞泉(西東京)アルプス席で、GSコンビの「S」早瀬将吾の妹・瑠未が立ち上がって、声をからしていた。彼女だけではない。隣の父・達将も母・愛子も、1球、1球、興奮していた。1球、1球、声をあげた。そんな3人もちょっとびっくりした。それは守野台(兵庫)応援団も同じ反応だった。 ...続きを見る

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2008/05/24 04:22
第253球
 瑞泉(西東京)アルプス席からも再び黄色い声が響き渡った。「ゲンジ! ゲンジ! ゲンジ!…」。打席に向かうGSコンビの「G」剣源氏もその声がはっきり聞き取れた。ピッチングでなえていた心が、この時は再び高ぶっていた。イメージもできていた。自分が取られた分は自分で取り返す! 燃えていた。 ...続きを見る

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2008/05/17 03:44
第252球
 力があふれてきたような気がした。そうなんだ、と一生懸命、自分に言い聞かせた。肩は重い。でも、まだまだ自分の方がマシなんだから…と。全力で投げることができる。全力で走ることができる。あいつらに比べれば、恵まれているんだ、と考えた。そう思えば、楽になったような気もした。 ...続きを見る

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2008/05/10 01:48
第251球
初体験だった。珍しく興奮したという。歓声に感謝した。何とか対応してくれた限界に近い体にも感謝した。さらに自分にはこう言い聞かせた。「戦いはまだまだ続く。これで気を緩めるな!これからが勝負だ!」。そう思わないとやっていけないような気がした、という。 ...続きを見る

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2008/05/03 03:31
第250球
 「大丈夫か」。そんな声に振り返り、オーバーアクションで「ハイ、大丈夫です!」と答えた。本当は大丈夫、ではなかった。痛みもあった。しかし、これを敵に悟られてはいけない、と思った。普通に、普通に。それを言い聞かせながら、いつもよりもゆっくり歩いた。 ...続きを見る

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2008/04/26 02:17
第249球
 肩が一段と重く感じた。「落ち着け! 落ち着け!」。いろんな人が、きっとそう言っているんだろうなぁって、なぜか人ごとのように思えたという。こんな大舞台で、どうしたんだ、どうなったんだ、オレは…。わかっているけど、体がこの時は動かなかった。 ...続きを見る

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2008/04/19 03:55
第248球
 ちょっとの間、何も考えられなかった。頭の中が一瞬、真っ白になったような…。スタンドの大歓声も耳に残らない。無音の世界の中に、たった一人だけ、いるような、そんな気さえした。それから、我に帰った。現実の世界に戻ってきた、というべきか。足が自然と震えた…。 ...続きを見る

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2008/04/12 23:07
第247球
 マンモスには本当に「魔物」がいるのだろうか。瑞泉(西東京)対守野台(兵庫)の決勝戦。両軍ベンチ、ともに、それを痛感するゲーム展開になった。壮絶な戦い。この後、どんなドラマが待っているのか、もちろん、誰もわからない。だが何かが起きそうなムードだった…。 ...続きを見る

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2008/04/05 03:54
第246球
 乱れた心を正常に戻すことがなかなかできなかった。普通が普通でなくなっていた。体は元気なはずなのに、相手投手より、ずい分、楽なはずだったのに…。キャッチャーのミットが遠く感じた。そして、軽すぎた肩が突然、重く感じ始めた。 ...続きを見る

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2008/03/29 04:41
第245球
 アンダーシャツを着替えた。右手で何度もグー、パーを繰り返した。指先の感触があまりなかった。肩もヒジも痛くなかった。もうわからなかった。自分の状態が…。ただ声を出した。味方打線を元気づけるために、大きな声で…。気合は負けていなかった。 ...続きを見る

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2008/03/21 03:39
第244球
 隣の父兄から「やったぁ」と声をかけられた。「すごい、すごい」と何度も言われた。娘も妻も最高の顔をしていた。グラウンドでは投げ終わった息子が落とした帽子を拾って、かぶり直していた。顔はよく見えない。でも間違いなく最高の顔をしていた…。 ...続きを見る

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2008/03/15 03:23
第243球
 わからなかった。自分の中に何が起きたのか、どうなってしまったのか…。一生懸命考えた。考えれば、考えるほど、うまくいかないような気もした。一生懸命、リラックスしようと思った。そう思えば、思うほど、かたくなっているような気がした。 ...続きを見る

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2008/03/07 16:00
第242球
 1球投げるたびに、指先がしびれた。握力がなくなってきたような気もした。ナックルを投げ続けているのが不思議だった。「変化してくれ!」って祈るようにもなった。前向きに、前向きに…。1球、1球、プラス思考の思いもボールに乗せた。 ...続きを見る

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2008/03/06 02:57
第241球
 思い出の品だった。勝手に記念の品にしていた。お守りにもしていた。あの人のことも、これが守ってくれるはず、と思い込んだ。目と目があった、あの日のことが忘れられない。そこから始まった。熱い、熱い夏が…。 ...続きを見る

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2008/02/29 03:31
第240球
 兵庫・守野台の1年生・飛浦海斗は猛然と走った。足はそんなに速くない。それが大舞台でものすごく速くなったように見えた。ベンチから、応援団から歓声が上がる中、二塁を蹴った。、三塁も蹴った。目指すはホームベースのみ、だった。 ...続きを見る

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2008/02/22 00:34
第239球
 オーラが出ていたのかもしれない。気対気なら、両者には大きな差があったような…。応援は互角に盛り上がっていた。点差はくっきりだった。それでも、結果は…。マウンド上とバッターボックス内から漂うムードが、その答えを表していたようだ。 ...続きを見る

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2008/02/14 03:23
第238球
 ちょっと気持ちが悪かった。うまくいきすぎのような気がして…。体がいつもより軽くなってきたような気にもなった。プレーボールの頃はあれほど、重かったのに…。すいすい、投げた。ホームランも2発放ったのだから、気分が乗って当然だろう。でも、何かが…。 ...続きを見る

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2008/02/08 03:35
第237球
 苦しかった。両親のつらそうな顔を見るのが嫌だった。どうして、もっと明るくなれないのか、って思った。でも、やがて、その思いさえも懐かしく思えるようになったのだから、幸せだ。あの頃があったから、今がある。それが大きな支えになっていた。 ...続きを見る

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2008/02/01 03:09
第236球
 「どうして甲子園にいかへんのか」。会う人、会う人にそう聞かれた。「見に行きたいけど、自分には今、やらなければいけないこともあるから…」とそのたびに答えた。「息子もわかってくれています。球場に行かなくても、俺たちがアイツの一番の応援団だから」とも付け加えた。 ...続きを見る

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2008/01/25 01:49
第235球
 実にすがすがしい顔をしていた。やられたときは素直にそう思うようにしている。そう思うようになってから、強くなった気がした。引きずらずに次のステージに進むこともできた。失敗をバネにまた成長するんだ、って感じで…。 ...続きを見る

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2008/01/19 02:43
第234球
 自分の姿が頭の中に描かれていた。スローモーションで事細かくイメージされていた。後はそこに、自らを当てはめるだけだった。はまれば勝ち。裏目に出たら負けだった。正直、それしか道がないような気がしていた。これもカケ、だった…。 ...続きを見る

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2008/01/12 01:07
第233球
 足場を軽くならした後、マウンドを正視した。「ヨシっ」と軽くつぶやく相手の顔が見えた。と同時に、もう構えに入っていた。あくまで自分のペースで戦いたい。先にファイティングポーズを取った。来た。初めて見る軌道だ。グググッ…。力が入った。 ...続きを見る

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2008/01/06 00:27
第232球
 海斗マニア団長の香村瞳はバッグから赤い鉢巻を取り出した。額のところにちょうど「海斗」の2文字が刺繍されてある。守野台(兵庫)の1年生投手・飛浦海斗の甲子園Vを祈って、昨晩徹夜で準備した。ここぞの時に応援の気持ちを引き締めるために…。 ...続きを見る

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2007/12/29 23:05
第231球
 また両手を交差させた。「ヨシっ」。また小さくつぶやいた。今度はさっきよりも指に力を込めてみた。「やっぱり最初から、基本通りだったかな」と思いながら…。KOSMOS放送の塁沢アナも気がついた。ネット裏のプロ野球関係者もここで初めて気がついた。 ...続きを見る

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2007/12/22 04:07
第230球
 土煙があがった。またまた海斗マニアたちの悲鳴が響き渡る。瑞泉(西東京)風喜監督が大きな声をあげる。守野台(兵庫)の正捕手・石陪がひきつった顔で動いた。一塁走者の坂芽はもちろん、二塁に向かっていた。球速は87キロだった。 ...続きを見る

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2007/12/14 20:22
第229球
 球速はジャスト90キロだった。スタンドの海斗マニアたちが悲鳴のような声で騒いでいた。観衆はほんの少しだけ、ザワっとなった。ネット裏最上段のアンドロメダの面々もあっけにとられた感じだった。守野台(兵庫)紀中監督も目を丸くしていた。 ...続きを見る

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2007/12/08 15:26
第228球
 素晴らしい音がした。「ナイスボール!」。自然とそんな声が出た。とても病み上がりには見えなかった。それどころか、休み肩もあってか、以前より、すごくなっているようにも見えた。ベンチで見ていた守野台(兵庫)・紀中監督も正直、驚いていた。 ...続きを見る

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2007/11/30 14:56
第227球
 守野台(兵庫)の1年生右腕・飛浦海斗は立ち上がりから苦しい投球だった。やはり疲れがあるのか、球のキレは今ひとつだったし、何より球速があまりにも…。紀中監督は背番号1を早くもブルペンに走らせた。ネット裏のスカウト陣がそれを見てどよめいた。 ...続きを見る

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2007/11/25 02:49
第226球
 西東京代表・瑞泉GSコンビの「S」こと早瀬将吾の父・達将は目に涙を浮かべていた。娘の瑠未が大はしゃぎしているなかで、むしろシンミリしていた。感涙…。うれしくてたまらなかった。自分の夢を息子が代わりに果たしてくれた。そう思ったら、もう…だった。 ...続きを見る

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2007/11/17 19:59
第225球
 決勝戦のKOSMOS放送実況は絶叫の塁沢高次アナ、そして解説は元クールセブン監督の梁池篤和氏、3回戦の真極学園(東東京)対にしき水惣(愛知)戦以来の「コンビ」だ。放送前は「あの試合はすごかったですねぇ」なんて言っていた2人。それがいきなり声を裏返らせた。 ...続きを見る

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2007/11/10 03:45
第224球
 やはり特別な場所だった。そこにいるだけで、こみ上げるものがあった。力もわいてきた。投げたい、と切に思った。気がつけば、肩を、腕をくるくる回していた。気迫はよみがえっていた。ブランクは関係ない! いける! と思った。グラブをパーンとたたいた。 ...続きを見る

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2007/11/03 04:02
第223球
 両校のスタメン発表が始まった頃、雨がポツリ、ポツリと降ってきた。だが予報によると、大きな雨は一度ありそうだが、長引かないとのこと。もちろん、この程度で中止にできるはずもない。先行は西東京代表・瑞泉。そして後攻の兵庫代表・守野台のマウンドには…。 ...続きを見る

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2007/10/26 23:15
第222球
 その日の朝は慌しかった。家には自分以外、誰もいない。軽い朝食の準備をして、食べて、片付けて、洗って、身支度して…。「あっ、今日は鞄はいらないな」とひとりでつぶやいて、ちょっと笑みを浮かべて、戸締りと火の元を何度も確認して、家を出た。東京駅に向かって…。 ...続きを見る

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2007/10/20 23:34
第221球
 アンドロメダリーダーの大田原健太郎は東京グレート総務課長の村澤三四郎に電話を入れた。元愛知ソニックのトレーナー・欅重次郎のことで聞きたいことがあった。「村澤さんなら、欅さんと彼の話をよく知っているでしょうから…」。どうしても気になっていた…。 ...続きを見る

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2007/10/14 03:23
第220球
 マスコミが遠巻きで見ていた。こそこそ、ひそひそ話も聞こえてきた。でも、もう気にしなくてよかった。普通に戻った。「やっと、いつものように話せますね」と笑った。こう返ってきた。「オレは最初っから、あまり気にしていなかったけど、まぁ、アイツらのことを考えればな」と…。 ...続きを見る

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2007/10/07 00:37
第219球
 涙があふれた。様々な思いが駆け巡った。スタンドの応援、拍手が身にしみ、また泣いた。マジックがついに…。申し訳ない気持ちでいっぱいだった。「どうして?」。「なぜ?」。何度そう思ったことだろう。マンモスで、もう泣くしかなかった。 ...続きを見る

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2007/09/24 01:31
第218球
 守野台(兵庫)アルプス席に大きな拍手が沸き起こった。1年生野球部員・威邑甲斐都も拍手していた。マネジャーの埜口からは「かいとA」と呼ばれている男も心の底から喜んだ。「来年は絶対、あの場にオレもいる!」と強く誓いながら…。 ...続きを見る

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2007/09/16 23:03
第217球
 守野台(兵庫)ベンチ裏で背番号10・飛浦海斗は右肩を押さえていた。痛くはない。でも重かった。マネジャーの埜口が「かいとB!無理はするなよ」と声をかけた。そして、そこに「そうだ! もう無理はするな。次の回からはオレが行く!」との声が…。 ...続きを見る

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2007/09/15 04:35
第216球
 あっけにとられていた。バッターもキャッチャーもアンパイアも、守野台(兵庫)ナインも、スペクトル学園(神奈川)ナインも、スタンドの観衆も…。マウンドの高維充は帽子をとった。いかにも「失敗したぁ」って顔だった。第1球は打者の背中に当たっていた。しかも仰天の…。 ...続きを見る

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2007/09/08 01:16
第215球
 マウンドで右腕をぐるぐる回した。「スペクトル学園の選手の交代をお知らせします。ピッチャーの浦鍋君がライト。ライトの高維君がピッチャー。5番ピッチャー、高維君。9番、ライト浦鍋君。以上に代わります」。場内アナウンスが響き渡り、胸が高鳴った…。 ...続きを見る

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2007/09/03 00:00
第214球
 マンモスの守野台(兵庫)アルプスに、彼はいた。ベンチ入りできなかった1年生野球部員。同級生の"出世頭#浦海斗をうらやましく思いつつも、懸命に声を出していた。中学では県内でも名の知れた投手だった。そして彼こそがこのチームの「流れ」をかえていた…。 ...続きを見る

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2007/08/26 12:15
第213球
 ベンチ裏の大鏡の前でスパイクの紐を締め直した。5回から、そこに座っていた。ベンチにはあえて出なかった。やはりまだ無理だったか…。歯がゆかった…。肩で息する後輩の姿はそこからは見えない。でも、感じていた。何とかできないか。思い直したように立ち上がった。 ...続きを見る

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2007/08/16 03:42
第212球
 「ヨッシャーァー!」「ナイスファイト!」「ここから! ここからぁ!」「いける! いけるぅ!」…。テレビの前で大声を張り上げていた。たまたま家に遊びに来ていた、いとこの双子の小学生もつられるように、ワーワー騒いでいた。マンモスに負けないくらい、そこはうるさかった。 ...続きを見る

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2007/08/09 04:44
第211球
 終わって汗が一気に噴き出した。よく覚えていない。あの時、オレはどうしたのか。どうしようとしたのか。何が起きたのか…。後になって泣いたが、この時のことはどうしても思い出せなかった。あの瞬間だけ、記憶が…。こんなこと、初めてだったという。 ...続きを見る

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2007/08/02 03:58

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